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シェイクスピア『オセロー』男の嫉妬が招いた悲劇【あらすじ・感想】

シェイクスピア『オセロ』【要約・感想】アイキャッチ画像
しつもん君
シェイクスピアの『オセロー』ってどんなお話?黒人の将軍オセローが主人公で不倫がらみの悲劇作品…なの?。読んでみたいけど古典作品ってちょっとハードル高そう。実際の本を読む前に、どんな内容かサクッと知りたいな。

 

この記事では、上記のような質問に答えます。

 

こんにちは。りはぶん@rehabungaku)です。読書×NFTブロガー。ふだんは介護施設ではたらく読書好き(オーディオブックも愛用しながら年間100冊)のリハビリ職員。ブロックチェーン技術などweb3の世界に可能性を感じて最近はNFTにハマり中。妄想ですが、文学の創造性はweb3に通じているように思います。
りはぶん

 

 

 本記事の内容

  • 『オセロー』読む前に
  • 『オセロー』あらすじ
  • 『オセロー』感想
  • 『オセロー』まとめ

 

『オセロー』の邦訳はいくつかあります。個人的には下記の3人がおすすめ
りはぶん

 

・小田島雄志訳(1983)

・松岡和子訳(2006)


 

・河合祥一郎訳(2009)

 

『オセロー』をザックリ説明すると…

オセロー将軍は、黒人のキリスト教徒でたたき上げの軍人。一方、妻のデズデモーナは元老院の娘(官僚の娘みたいな感じ)。オセロー将軍のコンプレックスやジェラシーが招いた悲劇作品。

 

そんな感じです。

 

舞台は16世紀頃のヴェニス共和国ですが、コンプレックスや嫉妬などの人間心理は現代にも通じます。そんな心理状況をシェイクスピアは巧みに表現しています。

 

とはいえ…

 

質問者のように、シェイクスピアのような古典作品に対して「ハードルの高さ」を感じている場合もありますよね。

 

それはもったいない。そんなとき、まずは作品の前提や全体像をおさえましょう。
りはぶん

 

というわけで、内容をサクッと知りたい方は、本記事の「読む前に」と「あらすじ」だけを読めばオッケーです。

 

あるいは、オーディオブックや映像で作品の全体象をイメージするのは超おすすめです。

 

 

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りはぶん

 

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ちなみに、白と黒の石を打つボードゲーム「オセロ」のネーミング由来は、シェイクスピアの『オセロー』のようです。黒色は、黒人オセロー白色は、白人デズデモーナ。黒と白の2色で心理的攻防を表現しています。
りはぶん

 

作品の背景や前提をチェック出来たら、ぜひ原書を読んで下さい。

 

それでは、行ってみましょう。

 

 

『オセロー』読む前に

 

 

ちょっと難しく感じる作品(特に外国の古典作品)を読む場合、原書を直接読む前に、ある程度の予備知識を持っておくことが重要です。

 

シェイクスピアのような優れた劇作品とはいえ、国や時代が異なれば物語の内容をすぐにイメージ出来ない場合があります。その理由は、読者の頭の中に作品の時代背景や常識などの前提知識が不足しているからです。

 

この記事では、作品の基本情報、著者の略歴、時代背景などを簡潔にお伝えします。

 

ちなみに、書籍という文章コンテンツが読みにくい場合、オーディオブックや映画など、その他の関連コンテンツに触れることもおすすめです。

 

基本情報

 

作品名 『オセロー』
著者 ウィリアム・シェイクスピア(1564–1616)
出版国 イングランド
出版年 1622年(推定執筆年1603–1604)
執筆時の年齢 39歳頃
分量 230ページ
ジャンル 悲劇作品
電子書籍 ▶︎ Kindle本
関連の音声コンテンツ ▶︎『1000分くらいでわかるシェイクスピアBest20』
関連の映像コンテンツ ▶︎ 映画『オセロ』
同世代の作家/代表作 ミゲル・デ・セルバンテス(1547−1616)/代表作『ドンキホーテ』(1605)

 

 

時代背景

 

『オセロー』が発刊されたのは1622年、17世紀前半です。

 

当時のイングランドは、宗教改革後のデューダー王朝の末期。国家のトップはエリザベス女王です。

 

この頃、イングランド王国はスペイン王国との戦争に勝利して経済的な成功を果たします。スペインの国王フェリペ2世がひきいる「無敵艦隊」をアルマダの海戦で破りました。

 

さらに、東インド会社を設立して、羊毛産業でお金持ちになりました。戯曲などの「エンタメ」が成立するためには、経済的なゆとりという「余剰」が必要なのでしょう。

 

シェイクスピアの作品は、経済的に成熟した国家に求められていたことがうかがえます。

 

このような「余剰」を埋めるひとつの手段として『オセロー』は読まれました。

 

 

著者の略歴

 

シェイクスピア_画像

画像引用:Wikipedia

 

著者のシェイクスピア(1564–1616)享年52歳は、イングランド出身の劇作家。

 

大部分の作品(戯曲や詩)を1589年から1613年(25歳〜49歳)に執筆しました。

 

『オセロー』は、シェイクスピアが39歳ころに書いた悲劇作品

 

卓越した人間観察や心理描写により「万の心を持つ」と形容されています。生涯で戯曲40作を執筆し、次世代の文学者に圧倒的な影響を残しています。

 

喜劇『じゃじゃ馬ならし』『夏の夜の夢』、悲劇『リア王』『ハムレット』、歴史劇『ヘンリー八世』など。

 

この頃のシェイクスピアは、キャリアとしては中堅どころ。劇作家として脂が乗ってきた状態です。劇作家としての地位を確立し、四大悲劇を執筆し始めています。

 

当時、シェイクスピアが所属する劇団のスポンサーは、イングランド王国。つまり、王室が広告主です。そのため、シェイクスピアの作品には、エリザベス女王や王室の存在を意識したものが多いです。

 

シェイクスピアのすごいところは、商業的だけでなく芸術的にも成功をおさめているところですね。

 

原書を読む前に、前提条件をインストールしましょう。また映画などの関連コンテンツで作品の雰囲気や世界観をイメージするのがオススメです。さらに、同時代の作家の作品をあわせて読むことで、雰囲気を深堀りできます。
りはぶん

 

 

『オセロー』あらすじ

 

 

作品を楽しむために必要なあらすじは、

 

  • 商品レビュー
  • 舞台設定(時代・場所)
  • 登場人物(関係性)

 

の3つくらいです。

 

その他、作品独自のルールやテーマなどがあればおさえておきます。

 

むしろ、あらすじを読みすぎると「読まなくても分かった気になる」という危険性もあるので注意しましょう。

 

 

商品レビュー

 

「死んでもこのままでいてくれるなら、殺してからもおまえを愛するだろう」ヴェニスの黒人将軍オセローは美しい妻デズデモーナと共にキプロス島に赴任。だが昇進を見送った旗手イアーゴーの恨みを買い、彼の策略でハンカチ一枚の証拠から妻の姦通を信じ、殺してしまう。勇猛なオセローがなぜ愚かにも妻の貞淑を疑ったのか。最大の罠はシェイクスピア自身が仕掛けた台詞にあった―。

引用:Amazon(商品説明)

 

商品レビューは、コスパの高い文章です。本を売るために書かれた文章だから、ムダが少ないです。

 

読者の興味を引くように端的にまとめられています。

 

商品レビューは、あらすじの「超概要」をつかむのに有効です。

 

 

舞台設定(時代・場所)

 

時代:16世紀頃(オスマン帝国がヴェネチア共和国と争っていたころ)

場所:ヴェニス共和国(現在のイタリアのヴェネツィア共和国)

 

 

ちょっとしたことですが、作品のロケーションを地図上でイメージしておくと便利です。

 

とくに、海外の作品は、なじみの少ない固有名詞がバンバン出てきます。

 

また、地理的に同じでも、時代が変わると国名も変わりますしね。

 

『オセロー』の場合は、ヴェニス共和国。現在のイタリアのヴェネチア。物語の後半は、キプロス島に移る場面もあります。キプロス島は、地中海の東側に浮かぶ島です(レバノン付近)。

 

まあ、地中海一帯をイメージしていただければ間違いないですね。

 

読書中に知らない地名(実在・架空ともに)が出てくることは、多々あります。

 

そんな時、物語の舞台設定を地図でイメージしておけば(メモをしておけば)、情報の迷子になりません。

 

 

登場人物(関係性)

 

 

かなり簡略化しましたが、これがチェックすべき主要メンバーです。

 

「木を見て森を見ず」状態にならないように注意しましょう。まずは、主な登場人物とその関係性をおさえます。そうすることで、脇役の魅力もしっかり理解できます。

 

ここでは、主な登場人物の関係性をおさえておきましょう。

 

まず、2組の夫婦関係。

 

・1組目:オセロー、デズデモーナ
・2組目:イアーゴー、エミリア

 

ですね。

 

イアーゴーは、表面的にはオセローの忠実な部下を演じています。

 

しかし、内心は妬みや悪意で満たされています。

 

妬みの理由は「オセローが良家の美女と結婚したこと」「キャシオーが自分よりも上の役職につけたこと」など。

 

そこで、イアーゴーはオセローをおとしいれるために色々な策略を練ります。腹黒いですね。

 

次に、オセローと2人の部下との関係。

 

・紳士ロダリーゴ
・副官キャシオー

 

ですね。

 

この2人も、イアーゴーの口車にのせられ、さまざまな災難を被ることに。

 

『オセロー』の悲劇の根底には劣等感や嫉妬心がうかがえます。

 

イアーゴーは言葉巧みに他人の劣等感や嫉妬心をコントロールする能力にたけています。オセローが黒人であること理由に、ヴェニスの女性心理を見過ごしている、とうそぶき不倫行為をほのめかします。

 

冷静になれば、イアーゴ〜の証言にはたくさんの矛盾があることが分かります。しかし、恋愛感情が介入すると人間の理性は崩壊します。

 

結果、オセローは「妻が自分の部下と不倫している!」と逆上して悲劇的な行動をとってしまいます…。

 

海外の作品は、ぶっちゃけ人物名か地名か分からなくなることがありますからね。

 

そのため、この登場人物の相関図をメモや付箋代わりに、途中、チラ見しながら読書することをおすすめします。

 

また、オーディオブックで作品を楽しむ場合にも、この登場人物の相関図は重宝します。オーディオブックは「返り読み」には不向きであるため、前提条件や設定を振り返るときに役立ちますよ。

 

 

『オセロー』感想

 

 

ここからは、引用を絡めた個人的な感想です。

 

 

イアーゴー:それをうかがって安心しました、これで私も将軍に対する忠誠と敬愛の念を思う真心からのことばとしてお聞きください。

証拠はまだありません。奥様にお気をつけください。証拠はありません。奥様にお気をつけなさい、特にキャシオーとごいっしょのときは。

<中略>

私は同国人の気質がよくわかっております。ヴェニス女は、ふらちな行為を神様には平気で見せても、亭主にはかくします。その良心と言ってもせいぜい悪事を犯さないことではなく、犯しても内密にすることです。

オセロー:ほんとうにそうか?

 

引用:『リア王』小田島雄志=訳(白水社)p118 第三幕 第三場 イアーゴーとオセローの会話

 

オセローが妻デズデモーナの不倫を初めて疑った瞬間です。

 

このオセローの「ほんとうにそうか?」という疑問符を引き出すために、イアーゴーは計略的な行動をとり、言葉を選んでいます。

 

オセローの妻デズデモーナが、オセローの部下である副官キャシオーと不倫関係であることを、まことしやかに語ります。

 

また、「同国人の気質」「ヴェニス女」という表現を使用することで、人種的なマウンティングをとって、黒人のオセローに対する劣等感や不安をあおります。

 

そのほか、

 

「正常な分別にもどられたとき、将軍のお顔と同国人の男どもとくらべあわせて、もしかしたら後悔なさることもあろうかと」

 

引用:『リア王』小田島雄志=訳(白水社)p121

 

と続けています。かなり失礼な部下ですよね。

 

このとき、すでにオセローはイアーゴーの言葉に洗脳され、思考回路が妻の不貞を疑うようにプログラミングされています。

 

エミリア:おっしゃるようにお国のことならいいけど。奥様のことでたわいのない邪推やつまらない嫉妬をなさっているんじゃないでしょうね。

デズデモーナ:なにを言うの、そう疑われる理由があって?

エミリア:でも嫉妬深い人はそれでは満足しないでしょう、理由があるから嫉妬するのではなく、嫉妬深いから嫉妬するんですもの。嫉妬というものはみずからはらんでみずから生まれる化け物です。

 

引用:『オセロー』小田島雄志=訳(白水社)p149 第三幕 第四場

 

イアーゴの策略が徐々に効果を成してきたころですね。

 

オセローはデズデモーナに疑いの目を向けはじめ、夫婦仲はギクシャクしています。

 

身の覚えのないデズデモーナにしてみれば、不可解な話。

 

それでも、デズデモーナはオセローの心情を思いやり「国家的な責務をになう軍人のストレスなのかしら」と思いをめぐらします。

 

一方で、侍女のエミリアは「単なるオセロー将軍の嫉妬心じゃないの?」と本質に迫ります。

 

このようなセリフを女性に語らせるところがシェイクスピアの優れたところですね。

 

 

『オセロー』まとめ

 

 

最後に、本記事の内容、

 

  • 『オセロー』読む前に
  • 『オセロー』あらすじ
  • 『オセロー』感想

 

3つをサクッと振り返ります。

 

まとめ①_読む前に

 

原書を直接読む前に、ある程度の予備知識を持っておくことが重要です。優れた文学作品とはいえ、国や時代が異なれば物語の内容をすぐにイメージ出来ない場合があります。

 

その理由は、読者の頭の中に作品の時代背景や常識などの前提知識が不足しているからです。

 

書籍という文章コンテンツが読みにくい場合、オーディオブックや映画など、その他の関連コンテンツに触れることもおすすめです

 

作品名 『オセロー』
著者 ウィリアム・シェイクスピア(1564–1616)
出版国 イングランド
出版年 1622年(推定執筆年1603–1604)
執筆時の年齢 39歳頃
分量 230ページ
ジャンル 悲劇作品
電子書籍 ▶︎ Kindle本
関連の音声コンテンツ ▶︎『1000分くらいでわかるシェイクスピアBest20』
関連の映像コンテンツ ▶︎ 映画『オセロ』
同世代の作家/代表作 ミゲル・デ・セルバンテス(1547−1616)/代表作『ドンキホーテ』(1605)

 

 

まとめ②_あらすじ

 

・商品レビュー

「死んでもこのままでいてくれるなら、殺してからもおまえを愛するだろう」ヴェニスの黒人将軍オセローは美しい妻デズデモーナと共にキプロス島に赴任。だが昇進を見送った旗手イアーゴーの恨みを買い、彼の策略でハンカチ一枚の証拠から妻の姦通を信じ、殺してしまう。勇猛なオセローがなぜ愚かにも妻の貞淑を疑ったのか。最大の罠はシェイクスピア自身が仕掛けた台詞にあった―。

引用:Amazon(商品説明)

 

 

・舞台設定(時代・場所)

時代:16世紀頃(オスマン帝国がヴェネチア共和国と争っていたころ)

場所:ヴェニス共和国(現在のイタリアのヴェネツィア共和国)

 

・登場人物(相関関係:図参照

【2組の夫婦】

・1組目:オセロー、デズデモーナ

・2組目:イアーゴー、エミリア

【2人の部下】

・紳士ロダリーゴ

・副官キャシオー

 

 

まとめ③_感想

 

「正常な分別にもどられたとき、将軍のお顔と同国人の男どもとくらべあわせて、もしかしたら後悔なさることもあろうかと」

 

引用:『リア王』小田島雄志=訳(白水社)p121

 

『オセロー』の読後感には「嫉妬心の怖さ」があります。

 

善悪は別にして、15、16世紀のヨーロッパ社会には黒人差別がありました。黒人は奴隷として扱われていた時代です。

 

その社会的な背景をふまえて『オセロー』が描かれ、観客は「黒人将軍の嫉妬」というレアな感情に心を揺さぶられたのではないかと思います。勇敢な軍人であるがゆえ、嫉妬心が強調されます。

 

オセローの精神的ストレスは想像に難くないです。たたき上げの勇敢な軍人とは言え、深層心理的には自信を持てなかったのではないかと思います。

 

そもそもイアーゴーやロダリーゴにこも嫉妬心があるわけです。嫉妬心は地位や名誉にもおよびます。

 

…ところで、この嫉妬心は人間にとって必要な感情なのでしょうか。

 

進化論的に言うと、答えはイエスです。

 

男性にとって妻が「寝取られ」ると、他の男性の子供を育てるリスクが高まります。そのリスク回避のため、嫉妬心が稼働されるのでしょう。

 

もっとも、オセローの場合は自身を破滅に向かわる結果となったのですが。

 

皆さんは『オセロー』を通して嫉妬心をどのように考えますか。

 

本記事は、作品を読む際のコンパスのようなものです。

 

前提知識や基本情報をおさえ、それぞれの目的や方法で原書の『オセロー』をお手に取っていただければ幸いです。

 

・小田島雄志訳(1983)

・松岡和子訳(2006)


 

・河合祥一郎訳(2009)

 

 

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
りはぶん

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