仮想通貨

【最大55%】仮想通貨でもうけた場合の税金はいくら?【一覧表】

仮想通貨_雑所得_税率一覧表
しつもん君

  • 仮想通貨の税金ってどれくらいかかる?
  • 「雑所得」って聞くけど税率ヤバいの?
  • 初心者にも分かるように教えてほしい!

 

上記のような質問に答えます。

 

  • どうも、sonokoです。仮想通貨・NFTブロガー
  • 2022年から仮想通貨&NFT投資を始めてNFTの含み益は80万円程度
  • 初心者向けに「個人で稼ぐ」情報を分かりやすくご紹介しています

sonoko

 

仮想通貨は価格変動が激しく大きな利益をゲットすることも可能ですが気になるのは税金の問題

 

一般サラリーマンの多くは、給与から源泉徴収されて年末調整だけで納税が完了します。なので、税金や確定申告に馴染みがない人も多いかと。

 

ぶっちゃけ、知識不足のため仮想通貨の税金で損する人が後を絶ちません…。

 

 

 この記事の内容

 

本記事では仮想通貨の税金について失敗しない納税方法を分かりやすく解説しています。

 

結論から言うと…

 

仮想通貨投資で4,000万円の儲けが出た場合、約半分の2,000万円を納税する必要あり

 

です。

 

仮想通貨で発生した利益(所得)は「雑所得」という分類になりまして、課税方法は「総合課税」に該当します。

 

実際、この事実を知らなかったせいで税金が払えずに破産するという悲惨なケースも。

 

ちょっと専門用語が多くて分かりにくいかもですが、これは税制で決まっていることなので「そういうもの」と理解しなきゃですね。

 

参考:国税庁:仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題-

さらに、雑所得の所得金額に応じた税率は上記のとおりです。

 

せっかく仮想通貨で大きな利益が得られても納税で失敗をしたら本末転倒

 

でも、大丈夫です。

 

本記事では仮想通貨の税金にかんする基礎知識を「所得の種類」から「課税の方法」まで、初心者向けに分かりやすく解説しています。

 

いや、何はともあれ仮想通貨の利益にかかる税金の種類や税率について早く知りたい!という人はコチラへどうぞ。

 

  • ちなみに、まだ仮想通貨を買ったことがない人は下記記事をどうぞ
  • それでは行ってみましょう

sonoko

 

アイキャッチ画像_仮想通貨投資の始め方
【初心者】仮想通貨投資の始め方を5ステップ解説【100円単位】

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仮想通貨で損益が発生するタイミング→4つ【概要】

そもそもですが税金は所得(利益)に課せられるもの。なので、仮想通貨の損益(損失と利益)が発生するタイミングを知っておくことは重要。

 

仮装通貨で損益が発生するタイミング

  • ①:仮想通貨を売ったとき
  • ②:仮想通貨で買い物をしたとき
  • ③:マイニング報酬がもらえたとき
  • ④:他の仮想通貨銘柄と交換したとき

 

①〜③は明らかに利益が出ているので納税の必要性が分かるかと。

 

④のタイミング要注意。

 

購入した仮想通貨が根上がりしたから…

他の仮想通貨と交換したんだけど…

日本円に現金化してないし…

利益は1円も無いから…

税金なしだよね

 

という誤解をされる方が多いです。

 

実際、2018年の仮想通貨バブルのときに「他の仮想通貨銘柄と交換したとき」に利益が発生するという「知識」がなかったせいで、莫大な税金が課され数千万円もの借金を背負うケースも…。

 

なお、この「仮想通貨で損益が発生するタイミング4つ」深堀りしたい人は、記事後半の「仮想通貨で損益が発生するタイミング4つ【解説】」をご覧下さい

 

  • たしかに、仮想通貨を保有しているだけでは税金はかかりません
  • でも、「含み益の出た仮想通貨」と「他の仮想通貨」と交換すると利益が発生し、その利益に所得税が課されます
  • ちなみに仮想通貨バブルの納税問題で大損した人の原因やエピソードは下記記事で紹介しているので興味のある方はどうぞ

sonoko
アイキャッチ画像_仮想通貨税金_未払い
【バレないは嘘】仮想通貨の税金未払い放置で起こること【対策あり】

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【雑所得】仮想通貨にかかる税金の税率は? → 最大55%

ここからは仮想通貨の所得(利益)にかかる税金の「種類」と「税率」について解説します。

 

結論から言うと、仮想通貨の税金は基本的な仕組みだけ理解すればOKで、実際の計算は仮想通貨専用の計算ソフトを利用しましょう。

 

ぶっちゃけ、計算方法で悩んでいるヒマがあるなら仮想通貨の損益計算ソフトを利用するのがオススメ

 

 仮想通貨の損益計算ソフト:オススメ2つ

 

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sonoko

 

とはいえ、何も考えずに計算ソフトを使うのはNG。計算の背景にある税金の仕組みなどを理解することが重要。

 

ここからは、仮想通貨の税金にかんする知識をサクッとおさえておきましょう。

sonoko

 

 

仮想通貨の所得にかかる税金の「種類」は「雑所得」

 

仮想通貨の所得にかかる税金の種類は、原則として「雑所得」に区分されます。

 

そもそも所得にかかる税金は下記の通り10種類

 

 

仮想通貨取引の利益で生計を立てたり、事業用資産として保有している場合、一部「事業所得」として取り扱うこともあります。

 

とはいえ、仮想通貨を事業レベルで運用している人はほとんどいないと思うので仮想通貨の所得に関わる税金は「雑所得」という理解で問題ないでしょう。

 

 

仮想通貨の所得にかかる税金の「税率」は最大55%

 

仮想通貨の所得(雑所得)にかかる税金の「税率」は最大55%です。

 

そもそも所得税の計算方法は「総合課税」「分離課税」の2つに分けられ、その違いは下記の通り。

 

  • 総合課税:他の所得と「合算」して所得の大きさに応じて課税
  • 分離課税:他の所得と「分離」して一定の課税金額を計算する

 

仮想通貨取引で発生した「雑所得」には「合算」タイプの総合課税が適用されます。

 

参考:国税庁:仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題-

 

この総合課税は所得が大きくなればなるほど税率も高くなる超過累進税率方式(ちょうかるいしんぜいりつほうしき)という仕組みで最高45%(住民税・復興税を合わせると55%の税率

 

 

仮想通貨の所得(利益)を計算する方法

仮想通貨で所得(利益)が発生するタイミング、仮想通貨の所得(利益)に対する税率を理解できたら、その所得(利益)の計算方法を確認しましょう。

 

 仮想通貨の所得を計算する方法

  • 仮想通貨の所得(利益)の計算方法は2つ:「移動平均法」と「総平均法」
  • 仮想通貨の損失は「損益通算」や「繰越控除」ができない

 

とにかく仮想通貨の損益計算にかんする基本を整理すればOK.。

 

ちなみに1年間で20万円以上の利益が発生していれば確定申告が必要

sonoko

 

 

仮想通貨の所得(利益)の計算方法は2つ:「移動平均法」と「総平均法」

 

仮想通貨の利益を計算する方法には「移動平均法」と「総平均法」の2つがありまして、確定申告を行うときには、いずれかを選択します。

 

なお、 一度選択した計算方法翌年以降も継続して使用するルールなので注意が必要。

 

 移動平均法

  • 移動平均法:仮想通貨の取引ごとに「購入金額」と「数量」の合計金額で価格を計算する方法
  • メリット:仮想通貨の取引ごとに計算をするのでリアルタイムの価格が把握できる
  • デメリット:仮想通貨の取引を頻繁に行う場合は細かい計算が必要なのでメンドー

 

移動平均法は取引が少ない人や正しい税金の額を出したい人、年の途中で損益を把握したい人などにオススメ

sonoko

 

総平均法

  • 総平均法:1年間(1/1〜12/31)に購入した仮想通貨の合計金額をまとめて計算する方法
  • メリット:仮想通貨の取引した合計金額を計算するだけなので簡単
  • デメリット:計算方法がザックリなので本来よりも多く納税するリスクがある

 

  • 総平均法はザックリですが非常にシンプルな計算方法です
  • いずれもメリット・デメリットはありますが、ご自身に合った計算方法を選択する必要があります。

sonoko

 

…とはいえ、仮想通貨初心者の方にとっては意味不明かと。ぶっちゃけ、計算の仕組みを理解したら損益計算ソフトを利用するのがオススメ

 

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仮想通貨の損失は「損益通算」や「繰越控除」ができない

 

仮想通貨の損失は「損益通算」や「繰越控除」ができません。

 

「雑所得」に区分される仮想通貨取引で損失が出た場合「事業所得」など他の所得(利益)と相殺することができません。また、その損失を翌年以降にくり越して翌年以降の所得(利益)と相殺することもできません

 

そもそも用語レベルで「損益通算」「繰越控除」を整理しておきましょう。基本知識を理解しておけば応用が効きます。

 

メモ:損益通算(そんえきつうさん)

  • 投資や取引で発生した「損失」と「利益」を合算する仕組み。
  • 損失が利益を相殺すること(差し引きすること)ができて、最終的な課税対象所得を計算します。

 

【損益通算の例】

  • 仮想通貨Aを購入:−15万円の「損失」が発生したので一部売却
  • 仮想通貨Bを購入:+35万円の「利益」が発生したので一部売却
  • 損益通算:20万円 = 35万円(仮想通貨B) −15万円(仮想通貨A)

 

  • 「雑所得」である仮想通貨同士なら損益通算OKです
  • でも、仮に上記の「仮想通貨A」の部分が「不動産所得」による−15万円の場合だと相殺NG

sonoko

 

メモ:繰越控除(くりこしこうじょ)

  • ある年に発生した「損失」が、その年の「利益」を超える場合、余った「損失」を次の年にくり越せる制度。
  • 「損失」をその年に完全に相殺できなかった場合でも、将来の「利益」と相殺して税金を軽減できます。

 

【繰越控除の例】

  • 2020年に不動産Aを購入:−150万円の「損失」が発生
  • 2020年に不動産Bを購入:+100万円の「利益」が発生
  • 2020年の「損失」:−50万円 = −150万円(不動産A) +100万円(不動産B)
  • 2021年に不動産Cを購入:−100万円の「損失」が発生
  • 2021年に不動産Dを購入:+150万円の「利益」が発生
  • 2021年の「利益」+50万円 = −100万円(不動産C) +150万円(不動産D)

 

2021年分は、本来なら+50万円の所得(利益)に対して税金がかかりますが「繰越控除」の制度を利用すると、2020年の−50万円の「損失」を2021年に繰越すことが可能

 

つまり…

 

  • 2021年の「損益」:0円 = +50万円(2021年の利益)−50万円(2020年の損失)

 

となるので、2021年の所得税は発生しないことになります。

 

ただし、この「繰越控除」の仕組みは仮想通貨取引の適応外なので要注意

 

  • 毎年必ず利益を出し続けるのはむずしいでしょう
  • 損失が出た場合の対応方法を準備しておきましょう

sonoko

 

 

確定申告をしなかった場合のペナルティ

損益計算した結果、年間20万円以上の所得(利益)が発生した場合、税務署に確定申告をする必要があります。

 

にもかかわらず、期限までに正しい金額を納税しなかった場合「追徴課税」というペナルティを受けます。

 

ペナルティは下記の通り。

 

 追加徴収の種類

  • 延滞税(えんたいぜい)
  • 加算税(かさんぜい)

 

です。

 

概要をサクッと説明すると以下の通り。

 

延滞税(えんたいぜい)

  • 税金の支払いが遅れた場合に発生する追加料金

 

  • 例えるなら、学校の宿題で提出期限を守らなかったら先生が宿題を追加するようなもの
  • 納税も期日をオーバーすると追加料金(延滞税)が発生するわけですね

sonoko

 

 加算税(かさんぜい)

  • もともと課税された税金に「上乗せ」されるもの

 

  • 例えるなら、商品の値段に含まれる税金(追加料金)のようなもの
  • 商品を購入する際、その価格に税金が含まれていると一定の割合で追加料金(加算税)が課されてるわけですね

sonoko

 

延滞税(えんたいぜい)と加算税(かさんぜい)。いずれも本来治めるべき税金に+α加えたもの。ちなみに、加算される税金は最大20%増額されます。「延滞税」は納付が遅れるほど積み重なってしまいます。

 

 

【年収別】仮想通貨の税金シミュレーション

仮想通貨の税金を算定するためには、まずは「仮想通貨での所得以外」の所得を求めましょう。

 

 会社員Aさんの仮想通貨の税金シミュレーション

  • 本業の給与所得の概算
  • 副業の仮想通貨の雑所得の税率
  • 年収(本業)と仮想通貨の利益(副業)に対する税金の概算

 

この項目では本業はサラリーマン(年収400万円)副業で仮想通貨投資をしている会社員Aさんの設定で解説します。

sonoko

 

 

会社員Aさん:本業の給料(給与所得)の概算

 

本業の会社員としての給与のみで計算すると下記の通り。

 

参考:国税庁HP

 

年収400万円の場合、本業の給与所得は「167万円」となります。で、仮に副業の仮想通貨投資で年間「30万円」の所得(利益)が発生したら、所得(利益)の総額は「197万円」になります。

 

控除は「給与所得控除」「社会保険料控除」「基礎控除」のみ適用。社会保険料は年収を12カ月で除した値を「標準報酬」とし、東京都における2022年度分の協会けんぽ保険料(介護保険第2号被保険者)を使用しました。

 

引き続き、会社員Aさんの税率を具体的な金額をもとに計算していきますよ

sonoko

 

 

会社員Aさん:副業の仮想通貨利益(雑所得)の税率

 

参考:国税庁:仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題-

 

記の所得税率をもとに下記のパターンを見ていきましょう。

 

 所得合計(仮想通貨で年間30万円儲けたパターン)

  • 所得合計:197万円
  • 本業:給与所得167万円
  • 副業:雑所得30万円

 

上記の場合、20%の税率なので「394,000円」を納税する必要があります。

 

これは先ほどお伝えした「超過累進税率方式(ちょうかるいしんぜいりつほうしき)」でして、所得が大きくなればなるほど課せられる税金も大きくなる仕組み。

 

…ちょっとイメージしにくいなら、副業の仮想通貨投資で「4千万円の大儲けが出た!」という極端な例で比較すると分かりやすいかと。

 

 所得合計(仮想通貨で年間4,000万円!儲けたパターン)

  • 所得合計:4,167万円
  • 本業:給与所得167万円
  • 副業:雑所得4,000万円 ←大儲け!したとします

 

上記の場合、55%の税率なので「2,291万円」を納税する必要があります。

 

  • 「年収」「所得」ゴッチャにしないようにしましょう
  • 税金は「年収」ではなく「所得」の数字に課せられます

sonoko

 

 

【参考値】年収と仮想通貨利益に対する納税金額の概算

 

参考:国税庁HP

 

上記は仮想通貨の利益「50万円」「100万円」「200万円」のケースで支払う税金の参考金額です。( )内の数字はは住民税。

 

まあ、4,000万円の仮想通貨利益はあまり現実的ではないかと思うので、もう少し身近な金額でイメージしてみましょう。

 

  • 注意点は「利益」が同じでも「年収」が高くなるほど税額が上昇していること
  • 同じ年収でも所得控除が違うと、シミュレーションに当てはまらない可能性も

sonoko

 

以上、【年収別】に仮想通貨の税金シミュレーションをご紹介しました。

 

副業の仮想通貨投資の利益が小さくても、もともとの本業で高所得を得ている場合税金が大きくなる傾向にあるので要注意ですね。

 

納税金額が計算できたら確定申告を行いましょう

sonoko

 

 

仮想通貨取引で必要な確定申告とは

確定申告とは、その年の1月1日~12月31日までの1年間に得た所得金額と税額を計算し、その結果を税務署に申告して税金を納める一連の手続きのこと。

 

ぶっちゃけ、会社員の方は勤め先が年末調整を行ってくれるので確定申告に馴染みが無い人がほとんどかと。

 

 確定申告が必要な人

  • 会社員で仮想通貨投資で「20万円以上」の利益が発生した人
  • 専業主婦や学生などで仮想通貨投資で「48万円以上」の利益が発生した人

 

 

 確定申告を行う時期と提出先

  • 申告時期:2月16日~3月15日(例年)
  • 提出先:税務署

 

仮想通貨確定申告のやり方については下記記事をご覧下さい

sonoko

 

アイキャッチ画像_仮想通貨_確定申告のやり方
【初心者&会社員向け】仮想通貨の確定申告!やり方や必要書類を解説

続きを見る

 

 

仮想通貨の税金を節税する方法

ここまで、お伝えした通り仮想通貨取引による「雑所得」には「総合課税」が適用されます。

 

くり返しの説明になりますが、所得が大きくなればなるほど、税率も高くなる仕組み「超過累進税率方式(ちょうかるいしんぜいりつほうしき)」となって最大45%の税率住民税・復刻特別所得税を合わせると最大55%の税率)になります。

 

  • …となると、なるべく所得に対してかかる税金を減らしたいのが人情かと
  • 少しでも税金を減らす方法を知りたい方は下記記事をご覧下さい

sonoko

 

アイキャッチ画像_仮想通貨_年またぎ
【タイミング命】年をまたいで仮想通貨を利確確定したときの税金は?

続きを見る

 

 

仮想通貨で損益が発生するタイミング→4つ【解説】

本記事の冒頭でも触れたように仮想通貨で損益が発生するタイミングは主に4つあります。

 

言うまでもなく、利益に対して税金が発生します。なので、仮想通貨投資をすすめる上で、どのタイミングで利益発生するか(利益に対して税金がかかるか)を把握しておくことはメチャクチャ重要。

 

仮装通貨で損益が発生するタイミング

 

ひとつ一つ見ていきましょう。

 

①:仮想通貨を売ったとき

 

仮想通貨を売ったときに「損益」が確定するのは、仮想通貨を法定通貨(日本円など)に現金化したときですね。

たとえば…

 

  • 2021年1月1日:1ビットコイン400万円で購入して、
  • 2022年1月1日:1ビットコイン390万円で売却(時価↓)すると、
  • 10万円分の損失として計上されます。

 

逆の場合だと…

 

  • 2021年1月1日:1ビットコイン400万円で購入して、
  • 2022年1月1日:1ビットコイン410万円で売却(時価↑)すると、
  • 10万円分の利益として計上されます

 

で、この10万円の利益に対して税金がかかるわけですね。

 

  • この利益が20万円以上の場合は確定申告が必要
  • この利益が20万円以下の場合は確定申告は不要

sonoko

 

仮想通貨を購入し保有している「含み益」の状態で利益(所得)は発生しませんが、売却した場合、売却価格によっては利益(所得)が発生することがあります。

 

ちょっとフクザツかもですが…

 

  • 所得 = 売却価額(売却した仮想通貨) - (仮想通貨の1単位あたりの取得価額 × 数量)

 

という計算になるので頭の片隅に置いておきましょう。

 

 

②:仮想通貨で買い物をしたとき

 

続いては②:仮想通貨で買い物をしたとき

 

それほど多いケースではありませんが、ネット販売やリアル店舗などで仮想通貨を使って商品やサービスを購入する際に利益が発生することがあります。

 

支払いに使う仮想通貨の購入価格よりも、支払い時の時価の方が高額な場合、その差額が所得になります。

 

  • 所得 =[購入商品・サービスの価格]-[仮想通貨の1単位あたりの取得価額]×[数量]

 

という感じですね。

 

 

③:マイニング報酬がもらえたとき

 

続いては③:マイニング報酬がもらえたとき。サラッとだけ読んでおきましょう。

 

ビットコインのマイニングで報酬がもらえたときは、報酬を獲得したときのレートからマイニング費用を引いたものが所得として計算されます。

 

聞きなれない言葉だと思いますが、仮想通貨の「ステーキング」「レンディング」などで仮想通貨を受け取った場合はそのタイミングで利益が発生します。

 

ぶっちゃけ、初心者の方でマイニングで報酬をもらえたり、ステーキングの利子で儲けるようなことはほぼ無いと思うので、現時点ではスルーで良いかと。

sonoko

 

 

④:他の仮想通貨銘柄と交換したとき

 

最後に④:他の仮想通貨銘柄と交換したとき。

 

これは超重要

 

「保有している仮想通貨」「他の仮想通貨」交換したとき(たとえばビットコインからイーサリアムに交換したときなど)に利益が発生する場合があります。

 

所得金額は、購入する「仮想通貨の時価」から「売却する仮想通貨の取得価格」差し引いた金額でして、ザックリと下記の式で説明可能です。

 

  • 所得=[購入する仮想通貨の時価]-[交換する仮想通貨の取得価額]

 

この場合、商品購入・交換当時の仮想通貨を当時のレートで日本円に換算して損益を計算します。

 

以上、仮想通貨で損益が発生する4つのタイミングでした。

 

購入した仮想通貨を保有しているだけなら、どれだけ「含み益」があっても税金はかかりません。

 

とにかく④:他の仮想通貨銘柄と交換したときは要注意

 

  • あと、仮想通貨には上記以外にも多くの取引パターンがあって、ぶっちゃけ仮想通貨の税制については法整備が追いついていない部分が多いです
  • なので、確定申告の際は行った取引が課税対象になるかを税務署の窓口税理士などの専門家に確認しましょう

sonoko

 

 

よくある質問

 

よくある質問

 

最低限の知識として覚えておきましょう

sonoko

 

 

質問①:少ない利益なら無申告でもバレない!?

質問:少ない利益なら無申告でもバレない!?

回答:バレます

 

「仮想通貨は匿名性が高いから自分は大丈夫」と安心してはいけません。

 

最近では法整備が進み、国税庁が取引所に対しユーザーの取引履歴を照会できるようになりました。無申告はバレないという考えは今すぐに捨てて、きちんと確定申告を行いましょう。詳しい内容を知りたい人は下記記事を参考にして下さい。

 

アイキャッチ画像_仮想通貨_確定申告のやり方
【初心者&会社員向け】仮想通貨の確定申告!やり方や必要書類を解説

続きを見る

 

 

質問②:NFTも確定申告が必要?

質問:NFTも確定申告が必要?

回答:NFTも仮想通貨と同様に利益確定をしたら申告が必要です

 

NFTを日本円に現金化したい場合は下記の手順が必要です。

 

  1. NFTを売却して仮想通貨ETHに両替する
  2. 仮想通貨ETHを仮想通貨取引所に送金する
  3. 仮想通貨取引所で仮想通貨ETH日本円に換金する
  4. 仮想通貨取引所から指定の銀行口座に送金する

 

NFTを現金化したときの利益が年間20万円以上ある場合は、仮想通貨の確定申告同様の手続きを踏みましょう。

 

そもそもNFTって何?という人がいたら下記記事を参考にして下さい。

 

アイキャッチ画像_NFTの買い方_オープンシー
【OpenSea】NFT作品の買い方を4ステップで解説【初心者向け】

続きを見る

 

 

質問③:仮想通貨の確定申告で認められる必要経費は?

質問:仮想通貨の確定申告で認められる必要経費は?

回答:たとえば下記の通り

 

仮想通貨取引の軽費

  • 仮想通貨を取得するのに要した費用
  • 仮想通貨にかんする書籍や情報商材
  • 仮想通貨のセミナー参加費や交通費
  • パソコンやスマホ本体の購入費用
  • ネット回線にかかる費用

 

という感じ。

 

仮想通貨取引の必要経費に該当する項目はけっこうあります。損しないためにもチェックしておきましょう。

 

 

質問④:会社員が仮想通貨の副業がバレたら違法になるの?

質問:会社に仮想通貨の副業がバレたら違法になるの?

回答違法ではありませんが、バレるとメンドーです

 

結論、日本国憲法では副業は禁止されていません。

 

安倍政権時代の「働き方改革」の一環として「副業解禁」がありました(参考資料:副業・兼業の促進に関するガイドライン」厚生労働省

 

じっさい、副業解禁する企業も増えており、経団連の調査によるとアンケートに回答した企業全体の約53.1パーセントが「副業を認める」と回答しています(参考URL:経団連HP(一般社団法人 日本経済団体連合会)

 

ただし、会社員である以上、就業規則など会社のルールに従うことが前提になるでしょう。

 

  • 仮想通貨投資は「資産運用」になるので副業には当たりませんが、利益確定したら副業になるかと
  • 副業禁止の会社がイヤなら転職をするかバレないようにするかがが需要

sonoko

 

 

質問⑤:会社にバレずに仮想通貨の副業をする方法は?

質問:会社にバレずに仮想通貨の副業をする方法は?

回答:会社にバレずに副業をする方法は下記の通り

 

 会社にバレずに副業をする方法

  • 住民税の納税方法を「普通徴収」(自分で納税)にする
  • 同僚に副業のことを喋らない
  • ネット上で顔出し・名前出しをしない

 

「同僚に喋らない」「顔出し・名前出しをしない」は当然のことですが、実は「住民税の納税方法」で副業がバレてしまう場合があります。

 

「住民税の納税方法」について再確認しておきましょう。

 

 

まとめ

本記事では仮想通貨の税金について失敗しない納税方法を分かりやすく解説しました。仮想通貨で発生した利益(所得)は「雑所得」という分類になりまして、課税方法は「総合課税」に該当します。

 

この記事の内容を振り返りますと…

 

 この記事の内容

 

でしたね。

 

結論は…

 

仮想通貨投資で4,000万円の儲けが出た場合、約半分の2,000万円を納税する必要あり

 

でしたね。

 

仮想通貨の所得分類は「雑所得」で、課税方法は「総合課税」。つまり、所得金額が多ければ最大55%が税金でもっていかれてしまいます。この事実を知らなかったせいで税金が払えずに破産するという悲惨なケースも。

 

せっかく仮想通貨で大きな利益が得られても納税で失敗をしたら本末転倒ですよね。

 

とはいえ、初心者の方が仮想通貨の税金についてゴリゴリと手計算をするのはあまりにも非効率

 

ぶっちゃけ、仮想通貨の税金は基本的な仕組みだけ理解すればOKなので計算方法で悩んでいるヒマがあるなら仮想通貨の損益計算ソフトを利用しましょう。

 

 仮想通貨の損益計算ソフト:オススメ2つ

 

上記のツールは個人向け無料プランが用意されています。

 

  • 基本はウォレットアドレスを入力するだけ
  • 確定申告に必要な損益計算を一瞬で自動化
  • 仮想通貨やNFTの税金で悩む時間が超短縮しますね

sonoko

 

ちなみに、仮想通貨の住民税にかんする内容は下記記事にてくわしく解説しているのでぜひご覧ください。5分程度、記事にサクッと目を通すだけでも納税金額が数十万変わることも…。

 

アイキャッチ画像_仮想通貨の利益_20万円以下
【会社員】仮想通貨の利益が20万円以下だと住民税はいくら支払う?

続きを見る

 

  • 以上、仮想通貨投資所得や課税の種類についてマルっと解説しました
  • 仮想通貨の利益「雑所得」「総合課税」
  • で、仮想通貨のフクザツな利益計算計算ソフトに任せて手間と時間を省きましょう
  • 最後までブログを読んでいただきありがとうございました

sonoko

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